まだまだ元気にYシャツ出勤の倉西です。
しかし、朝晩とだいぶ涼しくなってきましたね。
風呂上りなど、急激な温度の変化に一瞬「寒っ!」と思ってしまうほど、秋も深まってまいりました。
温かいお風呂から出ると、人間はすぐにバスタオルで水気を拭き、ドライヤーで髪を乾かし服を着るので湯冷めしませんが、冬に温泉に入る野生のサルたちは、一度入ったら一生出られないんじゃないかと思ってしまいます。
猿だけに、そんなモン気ィにしないのかもしれませんが、一応調べてみたら納得の答えが見つかりましたので、ご紹介します。
サルたちは寒い冬に温泉から上がっても湯冷めはしません。ヒトは、皮膚の汗腺から汗を出し、その気化熱で体温を調節しているため、湯上りに必要以上に熱を放出してしまうと、体温が急激に下がりすぎて湯冷めをします。サルのように全身を毛に覆われた動物は汗腺が少なく、汗をあまりかかないために、急激な体温変化は起こりにくいのです。
更に、寒冷地適応で体の末端の毛細血管が収縮し体温を奪われない機能が発達しています。そのため、サルはヒトと比べると湯冷めをしにくいと言えます。雪の上で裸足で暮らしていても霜焼けにならないのもそのためです。
地獄谷野猿公苑HP コラム「温泉に入るサル」より
ちなみに、猿たちが温泉に入るのは、外気が-10℃を下回る厳しい寒さのときだけなのだとか。
しかも、昔から入っていたわけではなく、人間が餌付けに成功し、エサを待つ間に子猿が偶然入ったのがきっかけだそうです。
長年の謎が解けてすっきりしました。
何よりサルたちが湯冷め知らずのウッキウキで本当に良かったです。
by 倉西