今季最大の台風がまたやってきています。
予想最大瞬間風速60メートルとのことで、これはもうとんでもないですね。
いやとんでもないどころか、何でも飛んできて凶器になるレベルです。
こんな暴風時に犬のお散歩に出る人はいないと思いますが、体感できる風が弱まったかな?と思っても、くれぐれも安易な気持ちでお散歩に行かないようご注意ください。
超暴風から暴風→強い風と次第に弱まったと感じても、まだまだ“強風”であることには変わりありません。
たとえば砂埃が舞って、我々が顔をしかめるときというのは、相当の強さでホコリが高い位置まで巻き上げられたときです。逆に言えば、膝くらいの高さまでなら、砂埃としての意識さえしません。しかし犬の目の高さは、ちょうどその位置(小型犬はもっと低く)にあります。人間が全く平気だと思っていても、犬の目線では様々な異物が飛んでくることになります。
実際、強風の翌日は「目が赤い」「腫れぼったい」などの結膜炎が原因で来院するケースが増えるそうです。
目の大きい犬には微細なホコリさえ強敵となり、ましてや台風接近時には大きなゴミや看板などが飛んできて大変危険です。
それでも、外じゃないと排泄できない~というワンちゃんもいますね。
できれば、このような悪天候、また今後老齢でお散歩が困難になるときに備えて、室内でもトイレできるようトレーニングしておけると理想です。
どうしても台風でも散歩に行く!という場合には、くれぐれも犬の目線で風をはかり、少しでも台風の目に入って雨風が弱まったときにしましょう。
by 倉西