今日は心温まるストーリーをご紹介。
イギリスのとある女の子には夢がありました。
それは、「白鳥を飼いたい」というものです。
この女の子、白鳥が大好きでいつも母親におねだりしていたそうです。
おねだりの内容が凄いですね!!
そんな女の子に母親が返した言葉はなんと、
「白鳥を所有しているのはエリザベス女王。女王にお手紙を書いてお願いしてみたら」
母親の返答も凄い!!
そしてこの女の子、本当にエリザベス女王へお手紙をだしました。
女の子の本気が伝わってきます!
その後、なんとエリザベス女王から返事が届いたのです!
その内容は・・・
英国のすべての白鳥がエリザベス女王のもの、と言われていることをご存じでしょうか。
そんな英国に、白鳥が大好きな、ひとりの女の子がいました。リンゼイ・シンプソンちゃん、5歳。
リンゼイちゃんは白鳥が好きすぎて、いつもママに白鳥が飼いたいと言っていました。
そんなある日、ママから、白鳥たちを所有しているのはクイーンであること、そしてクイーンにお手紙を書いてお願いしたら、もしかして週末に1羽貸してくださるかもね、と聞いたリンゼイちゃん。本当にお手紙を書くことにしました。
お家でちゃんとお世話をするし、白鳥はバスタブで飼ってあげることなどを約束し、そのお手紙は女王宛に送られました。その後、なんとバッキンガムパレスからリンゼイちゃんのもとに、返事が届いたのです。
「クイーンから、貴女へ手紙のお礼を申し上げるよう申し伝えられました。そしてペットとして白鳥を飼いたいという、貴女の意見についても慎重に考慮しましたが、英国内の白鳥全てがクイーンのものであるというのは、一般的な誤解です。
クイーンは、テムズ川の特定区域にいるコブハクチョウ(渡らない種類の白鳥)の所有権を持っているだけなのです。自国の野鳥や白鳥は、1981年の野生動物&カントリーサイド条例によって法的に保護されています。
クイーンは、貴女の野鳥に対しての興味を知り、大変およろこびになるとともに、手紙を書き送っていただいたことに感謝されています。」そして返信された中には、白鳥の個体数調査のパンフレットも同封されていたそうです。
そもそもは、もしかしてママが娘を諦めさせるための口実だったかもしれない、「女王への手紙」を、バッキンガムパレスや超お忙しいはずのエリザベス女王までもがご覧になったということに、まずビックリ。しかも女王からの依頼で、きちんとした説明とともに返事が届くとは、まさに神対応!!
毎日世界中から女王宛に届く公務の書類に加え、ファンからの大量のレター。すべては無理でも、女王は必ず何枚か目を通されると言われています。
女の子が本当に白鳥を飼えるのかは分かりませんが、白鳥を大切にする心は育まれていくことでしょう。